スマホと共通!?、モバイルノートの電源
ここ数年でモバイルノートパソコン(主に14インチ以下)のACアダプタ(電源)がスマホと同じ端子になっていることに気が付いた方もいると思います。この端子は、Type-Cと呼ばれる端子で、平べったい角丸長方形の形をしています。スマホの充電器を挿すこともできますが、ノートパソコンに対応していない充電器は使えません。どのような充電器なら使えるのでしょうか?

スマホ用の充電器では、充電できない!?
形状は同じType-Cの充電器でも、スマホ用のものは電圧が異なるため、ノートパソコンの充電には使用できません。ノートパソコンの場合、このPD(PowerDelivery)という規格に対応した充電器である必要があります。スマホは5Vの電圧で供給されるのに対し、ノートパソコンの場合は20Vで供給される場合が多く、一般的なスマホの充電器では5Vしか対応していませんが、PD規格では5~20Vの電圧に対応しています。購入の際は、この表示を確認しましょう。

また、ノートパソコンの場合は機種によって消費電力が異なるため、最大出力がご自身のノートパソコンに対応しているか確認してください。この写真の例の45WのACアダプタで対応できる場合が多いですが、パソコンの使用と充電が同時にできない場合もあります。
充電器メーカーの対応機種表などもありますので、そちらも参考にしてください。
スマホもノートパソコンも充電可能なACアダプターが便利
最近のAndroidスマートフォンのほとんどが、iPhoneも昨年の15から、このType-Cになっています。ノートパソコンでは、小型で持ち運びやすいモバイルノートパソコンを中心にType-Cの電源が採用されています。さらに外付けSSDなどのUSB機器もType-Cになっている場合があります。※ノートパソコンにType-Cの挿し口があっても、電源端子として使えないType-Cの挿し口もあるので、純正の電源がType-Cかどうかや説明書を確認しましょう。
モバイルノートが中心のため、出先や仕事場用の電源として購入時の付属品とは別に購入しておけば、より便利になります。スマホや新しい機器の充電にも使えるようになる可能性が高いので、PowerDelivery対応のACアダプタをもう1台用意してみてはいかがでしょうか。