「Bitlockerの回復キー」、控えてますか?
Bitlockerって何?
BitLockerは、Windows(一部のPC)で利用できるデータ保護の機能です。この機能を使うと、データを保存しているSSDやUSBメモリなどの記憶媒体を暗号化して、データを暗号化することができます。BitLockerを有効にすると、パソコンが盗まれたり紛失したりしても、第三者にデータを見られないようになります。外へ簡単に持ち出せるノートパソコンはもちろん、外付けのハードディスクなども対応しています。
どうして回復キーが大事なの?
通常、Bitlockerで暗号化されたパソコンは電源を入れるだけですぐに使うことができますが、何らかの原因で電源を入れても下記のような画面が表示されて起動できなくなる場合があります。ここで入力を求められるのが回復キーと呼ばれるもので、暗号化されたデータを開くのに必要な鍵のようなものです。
パソコンが故障した場合やWindowsの更新などのきっかけで、このような画面が出て「突然パソコンが使えなくなった」とご相談を受けることがあります。回復キーがわからなかったために、データが見られなくなってしまう場合があります。特に最近のノートパソコンは、出荷時から暗号化されている場合があり、知らずに暗号化されている場合が多くなっています。
自分のパソコンも暗号化されているの?
自分のパソコンが暗号化されているかどうかは、OSの種類にもよりますが以下の方法で確認できます。
Windows11の場合
Windowsボタンを右クリックして、ディスクの管理を開きます。(Windows10の場合は、画面左下)
起動ドライブであるCドライブ(C:)の表示を確認してください。
回復キーの確認方法
Bitlockerで暗号化されていたら、以下の方法で回復キーを確認できます。
Windows11の場合
Windowsマークの右にある検索欄に「Bitlocker」と入力して、「Bitlockerの管理」を開きます。
「回復キーのバックアップ」をクリックして
「回復キーを印刷する」で、確認または印刷ができます。
プリンタが無く、PDFで出力する場合は出力された画面をカメラで撮るなどして保管してください。
上記のように回復キーが印刷または表示されます。
まとめ
回復キーをメモなどに書き取る方法もありますが、48桁と長いため、画面をスマホのカメラで撮影することや印刷することをオススメします。サインインに使用しているマイクロソフトアカウントで回復キーを確認できる場合もありますが、マイクロソフトアカウントにログインできなくなる可能性もあるため、できるだけ自分でカメラで撮ったり、印刷しましょう。