【注意喚起】Windows 11の更新画面? それは詐欺かも! 新手の巧妙な手口に注意

最近、Windows 11の更新画面を装った巧妙な詐欺が急増しています。画面のように、WindowsUpdateに失敗したかのような表示とフリーダイヤルに見せかけた海外の電話番号を表示して、電話をさせる手口のようです。

「ウィンドウズが更新を完了できませんでした」のWindowsがなぜかカタカナ表記。

「(01)0120 9806-4756」と電話番号がなぜか、(01)から始まる。0120なのに、10桁を超える番号。

メールなどの詐欺に共通しますが、「おかしな日本語」や「電話を掛けさせる」などは、詐欺だと思ってください。誤って電話をしてしまい数万から数百万と非常に高額な詐欺被害に遭う事例が報道されています。

下記の動画では、今回の詐欺の手口と、万が一被害に遭ってしまった場合の対処法を詳しく解説しています。

症状と解除方法を動画で解説!

今回のケースでは、悪用されていた「Lock My PC」の開発元であるFSPro Labs社が提供している解除コードを使って、ロック画面から抜け出すことができました。

※「Lock My PC」は、PCの画面を制御して正規の利用者以外にパソコンを使わせないようにする正規のアプリケーションです。開発元も今回のような詐欺に悪用されていることを把握しているので、このような対策方法を公開してくれています。

すべてのケースに対応できるわけではありませんが、こちらの動画を参考にしてパソコンの復旧をしてみてください。

対処方法の流れ

①現在のリカバリコードを調べる(被害にあったパソコンで操作)

②パソコンを復旧するためのリカバリコード発行する(FSPro Labs社の画面上で操作)
※スマホや別のパソコンで下記のサイトにアクセスしてください。

リカバリコードは、こちらのサイトから調べられます。
https://fspro.net/_service/lmpc-passrec/

③上記の2で発行されたリカバリコードを入力して解除する(被害に遭ったパソコンで操作)

④通常の画面に戻るので、急いでデータのバックアップを行う

残念ながら、一度侵入されるとLock My PCを削除しても、再度同じ画面が出てしまう場合がほとんどのようです。かなり深く侵入されているので、データをバックアップして初期化を行う必要があります。

最後に

詐欺の手口は日々巧妙化しています。似たような手口は何年も前からありますが、詐欺の画面を工夫したりと非常に手が込んできています。ほとんどの詐欺に共通していますが、

大事なのは、

表示されている番号に電話しない、アドレスはクリックしない

慌てない

詐欺メールやオレオレ詐欺も同じですが、相手の案内に従わないで、ひと手間おいて自分で調べたところに相談すれば詐欺だとわかります。詐欺師は急かしてきますが、急かしてくる=詐欺だと思ってもいいぐらいです。